ETCのシステム障害で通行止めになった中央自動車道の府中スマートインターチェンジ=2025年4月6日午後4時16分、東京都府中市、金居達朗撮影© 朝日新聞社
中央道や東名高速などの料金所にあるETCレーンがシステム障害で使えなくなった問題で、中日本高速道路(NEXCO中日本)は18日、15日午後10時までに後日払いの申し出をしたのは約3万6千件と明らかにした。
システム障害は6日午前0時半から約38時間続き、最大8都県、106の料金所でETCが使えなくなった。同社は料金所の渋滞を解消するため、通行料金を後日払いにする形で障害が生じている料金所のETCレーンを通過させる対応を取った。この間、使えなくなったレーンを含む料金所を通過したのは、障害が起きた前週の実績から96万台程度とみられるという。料金を支払って通過した車両も一部あるものの、後日払いの申し出は4%弱にとどまる計算になる。
同社は「引き続き支払いをお願いしたい」としたうえで、請求書を送る可能性があるかという問い対し、「(通行した)内容が特定できれば請求させていただきたい」としている。