タクシー配車アプリ大手「GO」は1日、東京都渋谷区で相乗りタクシー「GOシャトル」の運行を始めた。専用アプリで、事前に設定されている約700地点から乗車地と降車地、乗車日時を選んで予約する仕組みで、乗車人数に関わらず通常のタクシーより4~5割程度安い料金で利用できる。

渋谷区の実証実験として来年3月末まで実施する。区内の広範囲で運行するが、笹塚駅や代々木上原駅などがある区北西地域が中心になるとしている。車両には乗客5人が乗れるミニバンを使用する。
GOシャトルは、昨年12月から東京駅周辺と東京湾岸の地域でも運行しており、今回が2例目となる。GOの中島宏社長は、1日の出発式で「乗降地は高齢者や子供が使う施設も多く、生活の一部として活用してほしい」と述べた。